Gosaro Forum
チノ・ヘリテージス社よりご挨拶
平素よりのご厚情に衷心より厚く御礼を申し上げます。
チノ・ヘリテージス社は2019年10月に千野時計店が分割された残存企業でございます。
千野時計店は1931年に千野保久が渋谷より池袋に独立創業した時計小売の企業で、
88年を経てセイコーグループに吸収されたこととなります。
青山に1904年に創業した千野善之助から、その三男の千野保久、その長男の千野新太郎、
そして次男であるわたくし千野富久に経営は引き継がれて今日に至りました。
渋谷・千野時計店は本流として現在なお次世代へと継承されておりますが、その創立は1904年と言われており、さらに新宿淀橋の源流に遡ることもできます。
私が受け持たせていただいたのは1991年から2019年までとなり、日本国が失われた10年あるいは20年と言われ時計を扱う市場、また流通構造の変化がありました。
会社は縮小を繰り返しながら結果として2009年に「特定調停」を、企業分割による「新社成立」が2011年、そして冒頭申し上げました「MA」を2019年に成就をすることとなり
こんにちチノ・ヘリテージス社に至りました。
この間、当社が関連させていただきました皆様方には大変ご迷惑をおかけしたことを
この場をお借りしてお詫び申し上げます。
チノ・ヘリテージスへの分割社名変更はひとえに「存続承継」を意味するものです。
今日までの経営責任は私共「池袋千野家」のことであり、従いまして存続とはその継承であり新社名には「継承」と「承継」という意味があるそうです。前者が観念的で、後者が法的であるとのことです。
池袋西口の五差路に南面をもつこのビルは土地は1931年、建物は1962年直下に「副都心線」、数分に「有楽町線」「丸ノ内線」、また「JR池袋」まで10分内徒歩圏立地です。
ヘリテージス社はこの不動産事業を持って分流継承されることになりました。
振り返るにこれまでの展開の事象の偶然の連続は不思議に満ちております。
そしてそれぞれの時代の登場人物やそれを取巻くありようも極めて人間的です。
経営を離れ周囲を見回すと整理も収拾もつかないことにぼう然とするばかりです。
残された時計等を並べ、その他の時代を象徴するものを陳列しながら、しかしなにより
流転したこの時の経過のなかでの参加された方々、その意識、行動を振り返りつつ
今を過ごしながら、皆様とともにこれからを見据えていくことができれば
幸いと考えるようになりました。
なにとぞ皆様のご理解とご指導、ご参画を伏してよろしくお願い申し上げます。
代表取締役 社長 千野富久
チノ・ヘリテージスの
3つの事業
1. 五差路フォーラム
各種のグループ、地域社会、諸団体のフォーラムの場を提供します。
2. ロストタイム・ミュージアム
継承された物品の陳列から醸し出す失われた時の空間として鑑賞いただきます。